事業コンセプト
【美と健康と環境を謳歌する】
事業テーマであり、企業理念でもある「美と健康と環境を謳歌する」。
この言葉の真意は、三謳の事業ドメインが山林を含めるすべての環境保全を考えた循環型事業であることに由来します。
循環型事業の所以
例えば、山の手入れをすると山が水を貯えるようになります。
間伐、伐採で木々間の空間を正常に保つことで、下生えの草木にまで陽の光や雨水が届くようになり、草木は育って根を張ります。
これが山に水が貯えられるメカニズムです。
貯えられた水は山のプランクトンを育て、彼らは湧き出した山水に乗って川から海へと旅をします。
その過程で川海の生物は彼らを食物とし、食物連鎖のサイクルが起こります。
弊社の拠点である岡山県の特産品、牡蠣や海苔といった海洋生物たちも、これらプランクトンを食物として育ちます。
そしてそれら海洋生物たちは、食物連鎖の頂点である私たち人間の食物となります。
すべては循環しており、上流が健康でないと環境全体が不健康になってしまうということが分かります。
地球全体の環境保全に務める
山が健康になれば、さまざまな良い効果が波及し、自然環境そのものが良くなっていく。
ひいては地球を守ることにつながっていきます。
私たちは、山林の維持管理を行うことで、地球全体の自然環境の保全に務めています。
間伐と皆伐・再造林。
2WAYで進める施策
来る2019年度からの施行が決定した「新たな森林管理システム」。
これは林野庁が2017年10月に打ち出した仕組みで、市町村が森林所有者と林業経営者をつなぎ、意欲と能力のある林業経営者に森林の経営・管理を集積・集約するために施行されます。
施策の狙い
これにより林業の規模拡大を促し、生産性を高めることが期待されています。
合わせて路網の整備を進め、素材生産者の高性能林業機械の導入も支援されます。
・伐採・搬出コストを低減化し、原木の低コスト供給を図る
・製材業者の木材加工設備の整備も支援し、加工コストを低減
・国産材の競争力を高める
三謳の成すべきこと
以上の狙いから施行される「新たな森林管理システム」においては、間伐・伐採に加え、皆伐・再造林が必要になってきます。
また、コストの低減化に向けてワイヤーを張って木を下ろす作業が必要になってくるため、それに対応した資格の取得や設備投資も推し進めています。
木を伐るだけでなく、山を整備し木を育てることに尽力することで、上記の目標を達成しつつ美しい山があふれた景観を存続させていく。
高性能林業機械の設備導入をいち早く行ってきた三謳だからこそ、この新たな施策に対応し、従業員一丸となって、未来の日本の山を守る事業展開を進めていきます。